上京することになったはなし

なんか、昨日は調子にのって学歴のはなしなど書いてしまったわけなのですが。調子こいて、また自分のはなしの続きをしてみようかと。
私って、頭も悪いし、とくにとりたてて特技もなく、人付き合いもヘタ、でも、ひとつだけ「これなら」と思うことがありました。国語の授業中に朗読をするときだけ、先生に「読み方がうまいなぁ」などと褒められていたのです。もちろんクラスの中では、ってことなんですが、褒められることがほとんどないへいぼんぼんな私にとって、私はこれだけが得意といえるのよ、と心密かに思っていたわけなのです。
で、それが変形して、女子アナになる!(でもアナウンサーは頭が良くないとムリだってー)→ラジオのDJになる!(音楽ぜんぜんわかんなーい)→女優になる!(片目だし、演技ヘタだし、あ、台詞覚えも悪いぞ)→声優になる!(おお!これなら行けるか!?漫画もアニメも大好きだし!子供への読み聞かせとかできれば最高!)…とアホ丸だしのまぁ、よくある夢見る田舎の女子高生そのまんまだったわけです。
たぶん、東大にいくんだーという奴が目の前に現れなければ、夢みたまんま、田舎で気の抜けた主婦やってたに違いない。でも、東大にいく奴が身近に現れた、これは私に上京しろ、というお告げに違いない、とまぁ、勘違いというか、本気だしちゃったわけです。これが、東大、という、自分の住んでることからなんだか全然別世界のようなとこだったってのがミソですね。声優になるってことが別世界の夢みたいなことと同じように。(学歴って世界をわけるような気がする。ほんとは学歴でわかれているわけではないのに)
また、運のいいことに、私の母とおない年で独身の叔母が東京でひとり暮らしをしてたのです。ここんちに居候させていただく、ということで(はた迷惑な奴だ、私って…)、で、親には、私は片目だから、福祉の勉強もしたい、で、福祉に力を入れてる幼児教育科に行きたい(保母さんなら免許がとれるから、田舎帰っても仕事できるし!)、などと、伝家の宝刀も使い。(ほんとに酷い奴だー)
ほんとは、子供好きな訳ではなく、福祉の勉強したいわけでもなく、声優になってアンパンマンに出るのが夢だったのよ。ごめんね、みなさま。ははは。
そんな感じで上京した私。こう書いてみると、やっぱり今でも運がいいなぁと思います。
なんだか自分史を書きはじめてしまいましたな。まぁ、たまには、いいでしょう。これも自分のいいわけとして。このあと私がどうなったか。またいずれ。