私が村瀬学の本を読む理由

村瀬先生の新刊が出ていたので、購入。
ひとつは、宮崎駿の「深み」へ (平凡社新書)
もういっこはカップリングの思想―「あなた」の存在論へ (問いの再生)
たぶん、宮崎駿論のほうは、「???」とか「えー」とか思うとこが満載なんだろうなぁ。
正直、私はそんなに村瀬先生の書いてる本をちゃんとわかってるわけではないのね。うまく他人に説明できないから。そうかぁ?と思うところも多々あるし、買っては見たものの面白くなくて一回ななめ読みしてほっぽらかしもある。
でも、私は、とりあえず、買う。
村瀬先生はもともと重度障害児の施設で働いていて、そのときにお母さんたちに向けたエッセイとか論文とかを書いていたそうだ。
先生の著作の中で触れられていたと思うんだけど(記憶あいまい)
「重度障害児は人間か」「重度障害児を育てることは意味があるのか」それに、きっぱりと「人間であり、意味はあるのだ」ということを説明するために先生はいろいろ考えたり、本を書いてるんだろうなぁと思うのです。(すごくキツイ言葉で、書いててドキドキしますが、村瀬先生の本の中ではそういう率直なことばがよく出ます)
なんだか偽善でなく、あたりまえでほんとのことが書いてあって、私、ここいていいのよね、という気分になるのです。多分、こんどのカップリングの本はそういうことが書いてあるような気がします。
だったら、いいなぁ。