「黄金色の祈り」ASIN:4167674017

萩原君が文庫で買ってきたのをふと手にとって読み始める。(西澤ファンの萩原君は当然ハードカバーも持っているのだが)
萩原君は「泣きそうになる」と言っていたのであたしはそうはならねーぞ!と思って読み始めるも、あー、確かに泣きそうになりますね。こりゃ。
西澤さんの自伝的お話だってことで、みょーなリアリティがあったりして、なんつーかこー、痛い。痛すぎ。
まぁ、でもさ、最後まで読んだらさ(以下ちょっとネタバレ)
叙述を使うための自伝話だったのかなぁとも、ちょっと意地悪なことも思ったりして。ちょっとずるーいとかおもっちゃったもん。自己欺瞞って。
まぁ、それはさておいても痛い話であることにかわりはなく、また鈍感で無自覚な彼にいろいろ重ねちゃうんだな。多分、そういう人多いと思う。
なんか、ふと、また読み返しちゃうような本になりそうな気配。