なんで歌なの

バンドのボーカルであるmachakoさんの日記(http://www2.odn.ne.jp/~cit18830/)に「若い頃はみんなと飲んだりするのは別に好きじゃなかった。それよりか踊るのが一番たのしかった」というくだりがあっていいなぁと思ってしまったのだった。
もうかなり前になるけれど、小松亮太さんがDALIに来たことがあった。そのとき、小松さんに「普通は楽器か踊りにいくのに、なんでまた歌なの?」って言われたことがあった。
ぶっちゃけ…楽器も踊りも今から練習してもあんまり期待できないと思ったのだ。やっぱりちょっとは最初から自分で出来そうなものじゃないとダメなのだ私。まったくのなんにも出来ない状態から頑張るのはたぶんダメなのだ。歌なら、ほんのちょっぴり表現することには自信(ほかのものよりも、という程度だけど!)があって、私はとくになんのとりえもなくて目立たないヤツだったけれど「みきちゃんっていい声だよね」ってそれは言われたことがあって。
もし、歌も全然ダメだったら、もう、タンゴは聞く専門になっていたかも。いや、聞く専門だけだと、きっと飽きてそれすらもやめていたかもしれない。お勉強は嫌いだから。だから私はオタクにはなれないと思う…。
極端な話、私が、普通にみんなと普通に飲んだり遊んだりできたら歌はやってなかったかもしれない。
私は確かに歌うのは好きだしとても楽しいのだけどやっぱり、誰かと繋がるための手段になっているのかな。もしかして。
もちろんmachakoさんはプロで先生なのだから、踊りを踊ることは誰かに認めてもらう手段のひとつではあるのだろうけれど
でもたぶんきっとおそらく、純粋に踊ることが好きなんだろうなぁ。と思って。それで、いいなぁと思ったのだった。
私はむかしっから、人との距離を測るのが苦手。でも自分にほんの少しでも自信を持てる何かができたせいで、人と繋がるのが少し大丈夫になったのかな。
でも、それもありかな、と思う今日この頃です。(ま、でもへたっぴだから凹むけどね!)