恋の門

渋谷へ恋の門を見に行きました。公式サイトを見倒し、他ブログでさんざんっぱらチェックしてしまったわけですが。
私はネタバレとか結構平気なんだけど、ダメな人はあんまり見ないでいったほうがいいかもね。
で、面白かった!映画はほとんどみない私だけど。なんかね、お芝居みたいだった。大人計画のお芝居は一本もみてない私だけど。
で、もっと、原作よりはっちゃけてんだと思ってたけど、原作の味はぜんぜん殺してないなーと思った。それでいて。また別の魅力もある感じ。
それにしても。主役のふたりはすごい。感動。酒井若菜はほんとにあーゆー奴なのではないかと思うほど生々しい。(演出もすばらしいのだろう)
で、松田龍平。私、彼のこと見くびってました。ちょっとハンサムなだけの、親の七光りボーイだと思ってました。すごいな。門くんそのものでしたもの。間のとりかたとかさー、「ぬお」とかさー、普通言えないよー、しかもすごい自然だよ。素晴らしい。
テンポもいいし、小ネタ満載だし(このへんが演劇っぽい)最後踊ってるし(これもモロ演劇っぽい)楽しめました。
ただ、ちょっと、気合入れ過ぎて盛り込みすぎなのは否めないかなぁ。公式サイトで山のように書いてあった豪華ゲスト陣のあまりにもちょい役らへんとか。(コミケ会場の人達はあんまりわかんなかったもの。あ、でも羽生生純さんは、公式サイトでインタビューを見て顔をばっちり覚えていったし、しりあがり寿さんはすぐわかった。しりあがりさんのあの演技は、ぽくって笑った)まぁ、それは初監督である、という気合がそうさせているのだろうなぁと思ったりする。
映画見終わってからもう一度公式サイトで出演者をチェック、そして、再度映画を見る、というのがこの映画の正しい鑑賞法かもね。そういうのが、また、ますますおたくっぽいし。
それと、ラストは私、原作の方が好きだな。恋乃ちゃんが大賞とったら、門くんはどっかいったりしないと思うもん。そんでもって恋乃ちゃんはますます図にのる。
やっぱり。恋乃ちゃんは才能ないけど、好きだから漫画をこれからも描くんだ、っていうスタンスでいてほしいな。そうでないと、恋乃ちゃん系のイタ女の子たちは救われない。と。思う。
ぜひぜひ。松田龍平めあてで映画見た方も、原作を読んでみて欲しいわ。いくら映画がヒットしても、羽生家の収入増加に結びつかないっておくさまが言っていたし(笑)
せっかくだから、帰りに別冊週間チョップ*1を購入。ゆるいぜー(笑)

*1:恋乃・毬藻田・門のマンガバトルで描いた漫画が載っている。¥400